事例紹介

機能性食品原料サプリメントを凌駕する、すばらしい納豆
その後ろ姿を追うVita-MK7(オムニカ体内動態調査)

1パックたった20グラムとはいえ、メナキノン7構造で270μg以上のビタミンK2を含む納豆は、日本食の自慢です。2004年の疫学調査では閉経前健常女性73人を対象に12か月間において骨代謝マーカーの改善効果の調査が行われております。1週間に3パック相当の納豆を摂取するグループにおいては、骨粗鬆症のリスクを低減させる効果が期待されることが報告されました。体内へのVK2の分布においてMK-4構造で摂取するよりも納豆菌で作られるMK-7構造がVK2供給力で優れることはほぼ決定的な点から納豆はやはり優れた食品です。

1週間に3パック相当の納豆を摂取するグループにおいては、骨粗鬆症のリスクを低減させる効果が期待されることが報告されています(Katsuyamaら、2004)。

オムニカ研究チームは、第1ラウンドとして、1パック350μℊMK-7含有の納豆の単回経口投与 VS  ダイエタリーサプリメント 50μg/日x7日連日投与で納豆に挑みました。

納豆は1パックを摂取してから7日後でのMK7血中濃度ということで、サプリメントにかなり有利な条件でクロスオーバー試験ですが、結論としてはサプリメント側には特筆できる有利点は確認できませんでした、納豆は素晴らしい食材です。

MK7血中濃度 単位(ng/ml)

今回はn数=4という調査実験で、次回実験の前調査で行われました。

オムニカの研究室の生物試験チームと医療機関のタイアップ調査の第2回戦として、1週間 納豆3パック当量のサプリメントMK7連日摂取の比較試験を予定しております。今のところ骨代謝マーカーを改善させるMK7サプリ当量は120μgと見込んでおります。

納豆の後ろ姿を追いかけながらサプリメント成分の研究をすることで、バランスの良い食事の重要性を知新する機会でした。